令和6年第1回臨時会(2月)


本会議

(副議長の選挙)

吉田

 吉田 良です。副議長選挙への立候補に当たり、所信表明を行います。
 このたびの市議会議員選挙で3期目を迎えました。議員とはどうあるべきか、市民は議会や議員に何を求めているのか、常に自問自答を繰り返しつつ過ごしてきた8年間でした。
 思い起こせば初当選の年の7月に行われた市長選挙で、私は新人の山田司郎氏の陣営につきました。当時の市議会議員で山田陣営についたのは、私を含む4人だけだったと記憶しています。そのうち今ここに残っているのは、大泉議員と私だけとなりました。山田市長の初当選後、私は市政を支える立場で活動に臨んできました。
 私の場合の支え方とは、市長の腕や足、また盾になるのではなく、誰もが言いづらい厳しい意見を率先して言い続けることです。つまり諫議大夫のような立場を目指してきました。古今東西、多くの王朝や政権が、為政者の周囲がイエスマンで固められることにより、滅亡への道を歩みました。信頼される者が信頼が壊れるのを恐れて、言いづらいことやノーを言わなくなれば、その組織は腐敗し、いずれ崩壊してしまいます。そうなってほしくない一心でこれまで言動を取ってきましたが、議員の皆様にも私の思いは伝わっているものと理解しております。
 現代社会において首長の部下である職員に、諫議大夫の役割を期待するのは困難だと思います。だからこそ二元代表制という形で権力を分散させる制度が採用されたのであり、その一翼を担う地方議会は、与党、野党に分かれることなく議会全体が首長に対する監視機能を担わなければなりません。このことが市民の負託に応える市政の具体像であるというのが、8年にわたる行動と施策から導かれた現時点での答えであります。
 新議長を中心に議員の皆様との対話を尊重しながら、今申し上げた役割を発揮できる議会運営を目指していく所存です。
 ところで、議会の内部についても改革を不断に継続していかなければなりません。様々な課題の中で特に次の2点、開かれた議会の推進と市民への説明責任の向上に注力したいと考えます。  開かれた議会の推進に向けては、議場を市民にとってより身近な場所にすることを目指したいと思います。具体的には、議場コンサートの開催や平日以外の議会の開催などです。  また、市民への説明責任の向上とは、議会広報の質と量、双方の向上のことと捉えています。従来の情報発信にとどまらず、市民が疑問に思うことに的確に答え、そもそも疑問が生じないよう、こちら側から積極的に説明を尽くす在り方を目指したいと思います。
 以上で所信表明を終わります。御支持賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


議長

 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数21票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
 そのうち
   有効投票   21票
   無効投票    なし
  有効投票中
   大 泉 徳 子 議員  14票
   小野寺 美 穂 議員   2票
   吉 田   良 議員   5票
 以上のとおりであります。この選挙の法定得票数は6票であります。よって、大泉徳子議員が副議長に当選されました。


(議案第1号 専決処分の承認)

吉田

 8、9ページ、3款1項1目社会福祉総務費の19節扶助費です。対象者を年齢18歳以下で区切っていますが、いつの時点での18歳以下なのか。また、新生児や転入者も日々あると思いますが、それについても同じ期日で区切るのかどうか、伺います。


社会福祉課長

 基準日が設定されていまして、原則として令和5年12月1日現在で本市に住民票がある方を対象とします。ただ、新生児については例外で、それ以降に生まれたお子さんも対象とすると国で示していますが、いつまでに生まれた方という終わりはまだ具体的に示されていないので、今後決まったらお知らせしていきます。
 また、転入については基準日が12月1日ですので、12月1日時点で住民票があった自治体での手続となります。