令和4年第4回臨時会(4月)


本会議

令和4年3月16日福島県沖地震への対応について一般市政報告)

吉田

 避難先としていた増田公民館に大きな被害が出てしまって、避難場所として使用が不可能になったということでしたが、それが判明して決定されるまでの詳細な経緯と、そのことについての住民に対する周知をどのように進めたかお伺いいたします。


教育部長

 増田公民館が被害によりましてホールなどが使えない状況だという連絡が増田公民館から入りました。その後に災害対策本部会議でその旨報告しています。部内でも、増田公民館は落下物があって使えないので閉鎖して、避難所を別にするという決定をしていますので、何時間もたってということではありません。


吉田

 今回、増田公民館に実際に避難しようとして来られた方がいたか、いないかは分からないのですが、実際に使えないとなってほかのところに移動する方がいた場合、真夜中の時間帯ですと、例えば道路にひびが入っているなどの危険性も考えなければいけないのですが、どのように住民に対してその周知をしたのかを改めてお聞きしたいと思います。


なとりの魅力創生課長

 公民館が閉鎖されたことに関する住民の方々への周知の方法ですが、基本的にホームページ、フェイスブック、ツイッター、なとり防災メール、エフエムなとりでの周知、それから、プレスリリースもさせていただきました。また、その時点で広報車を2台、閖上と下増田地区に出していたのですが、そのうちの1台を増田地区に向かわせて周知を行ったところです。


(議案第43号 専決処分の承認)

吉田

 10、11ページ、4款1項3目一般予防費の12節委託料が407万円の減で、12、13ページ、18節負担金補助及び交付金が407万円の増となっていますが、これはこちらに振り替えたという内容でしょうか。


新型コロナウイルスワクチン接種対策室長

 まず、東北大学(宮城県・仙台市)ワクチン接種センター設置運営負担金につきましては、令和3年8月に県の説明会で示されたもので、年度末に支払いが発生するという説明もあったのですが、本来、補正予算等で措置すべきところ失念していまして、今回、委託料の残額407万円を減額して、この負担金に充てたという流れになっています。


吉田

 説明の書き方がよく分からない。新型コロナワクチン接種券作成等委託料が、なぜ、負担金に振り替えられるのか。たまたま同じ金額だったということですか。県への負担金は、恐らく金額が決まっていると思うのですが、新型コロナワクチン接種券作成等委託料に少し余剰があるから、そこから引っ張ってきたということでしょうか。


新型コロナウイルスワクチン接種対策室長

 議員お見込みのとおり、委託料に余剰があったものですから、負担金のほうに組替えをしたという処置になっています。


(議案第44号 専決処分の承認)

吉田

 10、11ページ、歳出、11款3項1目社会教育施設災害復旧費の文化会館災害復旧事業です。5月に予定されている大きなコンサートに向けて、専決でいち早く取り組まれると思います。文化会館の大ホールは5月27日から使用できる予定と伺っていますが、工事そのものが終わるのはいつでしょうか。


文化・スポーツ課長

 工事そのものについては、5月25日引渡し予定で進めています。


吉田

 文化会館の大ホールはそれでいいのですが、中ホールの工事も結構長く時間が取られるようです。中ホールの被害状況について詳しく教えていただきたいのと、長い期間がかかれば、その分利用者の方々が使用できないと思うのですが、どのぐらいの団体に影響が出てきそうなのか、その見込みもお伺いしたいと思います。


文化・スポーツ課長

 中ホールの被害についてお答えいたします。具体的には、天井照明の一部外れ、天井や壁にひびや一部剥がれ、天井の内部通路の床や屋根のはりを支える部分に補強として張りつけている炭素繊維シートの浮きという被害がありました。
 また、中ホールの被害によるキャンセル件数についてお答えをさせていただきます。キャンセルとなった件数については、中ホールは77件あったと伺っています。


(議案第45号 令和4年度名取市一般会計補正予算)

吉田

 8、9ページ、歳出、4款1項4目健康増進費の12節委託料、先ほど市長の御説明の中で、25歳から39歳までの方の集団・個別健診の無料化ということでしたが、これは年齢のみで、それ以外の要件はないという認識でよろしいでしょうか。


保健センター所長

 議員お見込みのとおり、年齢の要件だけで、ほかの制限はありません。


吉田

 これは令和4年度に限らず、次年度以降も引き続きこのような形でという方向性でよろしいでしょうか。


保健センター所長

 自己負担金の無料化につきましては、新型コロナの影響で令和2年度にかなり受診率が落ち込みまして、令和3年度については、ある程度戻ってきてはいたのですが、やはり受診控えがありますので、令和4年度に限り、試行的に無料化ということです。


吉田

 8、9ページ、11款3項1目社会教育施設災害復旧費14節工事請負費の公民館災害復旧工事でお伺いします。先ほどの資料で公民館は増田公民館とゆりが丘公民館の2館が被害を受けたということですが、増田公民館のホール、また使えない状態になってしまっているということです。令和3年の地震の際にも天井が随分と被害を受けて、やっとまた使えるようになったと思ったら、同じように被害が出てしまっているということですが、まず、今回の地震による増田公民館のホールの被害状況についてお伺いします。


生涯学習課長

 増田公民館のホールの被害状況についてお答えいたします。ホール天井のボードの補修ということで、天井の周りの内壁も含めて被害があったというところ。それから、ホール移動観覧席が、前回同様、残念ながら壊れてしまったという部分。それから、ホールの天井に設置していますスプリンクラーヘッド、それから、天井に設置している空調の吹き出し口がずれたというところ。それから、ホールの天井からつり下げている照明設備のバトンが若干曲がってしまったというような状況になっています。


吉田

 前回の地震の被害と同じようなところがまた被害を受けているということだと思うのですが、今回のこの補修において、また大きな地震が発生することも想定して、その部分をより強化する考え方はないのでしょうか。


生涯学習課長

 前回も被害を受けたということで、修繕においてある程度の補強はしたわけですが、今回も残念ながら同じところが壊れたという現状になっています。
 今回については、天井はつり天井ですので、壁面とぶつかって石膏ボードが落ちてしまうという事象が起きるということで、天井と壁面の間隔を広げるといった対策を取りたいと考えています。
 それから、移動観覧席については、収納しているガイドレールそのものの補強と、床面等の接着の部分についてしっかりとアンカーボルトで固定するといったことを前回も行ったわけですが、その部分についてはある程度耐えたということもありますので、今回もそういった補強をしたいと考えています。
 いずれにしても、業者側と修繕の中で対応していきたいと考えています。