令和2年第6回臨時会(7月)
本会議
(議案第68号 財産の取得)
吉田
今回の金額の中には、初期設定に係る費用、それから使用した際に故障や破損等があった場合の保険料、そしてメンテナンス費用についてはどのような形で含まれているのかお伺いします。
学校教育課長
初期設定の費用については、それも込みでの契約となっています。故障した場合等の保守に関しては、確かに保守契約を行えば修理や代替えの端末の供給が可能となりますが、費用が過大になることから、故障したら予備の端末を使うことを基本とし、少額の修理となれば対応したいと考えております。
吉田
3点目にメンテナンスについてお聞きしました。例えば、情報端末は年月が経過するとOSのアップデートがあります。アプリケーションについても結構頻繁にアップデートがあり、あるいはよりよいアプリケーションが開発されて公開されることもあります。そうした際に更新作業は誰が行うのか、考えをお伺いしたいと思います。
学校教育課長
まずiPad自体の安定性については、現在、ゆりが丘小学校と閖上小中学校で使い始めてから既に4年を経過していますが、アップデートを行わなくても安定して使えており、基本的にアップデートは行わない方向で考えています。業者に確認したところ、現在使用しているアプリは、しばらくはOSをアップデートしなくても安定して使えるとのことでした。ただ、今後、アップデートすることによってさらにアプリが使いやすくなったりセキュリティーが強化されるのであれば、検討していきたいと考えております。
吉田
端末を使う際のフィルタリングについて以前お聞きしましたが、もう一度確認します。このたびの仕様の中で、子供たちが利用する際に、有害情報や学習とは関係ないものに接することのないようにするための対策はどのようになっているのでしょうか。
学校教育課長
iPadを使用する際に学校のWi−Fiを使いますが、プロキシサーバーというサーバーを経由しており、その中でフィルタリングをかけるのが1点と、それから端末自体にもフィルタリングをかける仕様になっています。
吉田
家庭に持ち帰るケースも今後想定されると思います。その際に家庭内のWi−Fiあるいは公共の場所で提供されるフリーWi−Fiにも接続できるようになるわけですが、そうした部分に対しても万全に対策が講じられていると考えてよろしいのでしょうか。
学校教育課長
御指摘のように家庭に持ち帰った場合のフィルタリングについては現在検討を進めており、家庭内のWi−Fiでも対応可能なフィルタリングソフトについて情報を集めて、その効果に関して精査を行っているところです。フィルタリングについてできるだけ万全にして持ち帰らせたいと思っておりますし、それが課題であると考えております。
吉田
家庭内だけではなく、今はコンビニエンスストアをはじめ本市の公共施設など、いろいろな場所でWi−Fiにつなげます。端末を持ち帰った場合に、そういった外から拾うフリーのWi−Fiにアクセスしてはいけないと子供たちに指導はできると思いますが、子供たちも情報はいろいろと知っていて、そのようなものにアクセスしないとは限りませんので、その際の対策についてもお聞きしたいと思います。
学校教育課長
基本的にはフリーのWi−Fiには接続させないという約束を学校でいたします。そして、先ほど説明した今情報を集めているソフトについてはいろいろなWi−Fiに対応できると聞いていますので、さらに研究したいと思っています。
(議案第69号 令和2年度名取市一般会計補正予算)
吉田
12、13ページの2款1項11目公共交通対策費、乗合バス運行臨時支援金です。議案資料で4月、5月運行分となっていますが、事業者別、そして月別の内訳がありましたらお伺いしたいと思います。
防災安全課長
乗合バスは株式会社桜交通と仙南交通株式会社の2社で運行しています。乗車人数ですが、事業者別に、桜交通については4月は前年度比46.4%、5月は42.4%の減です。仙南交通については4月は44.6%、5月は42.7%の減です。
吉田
もちろん大幅に減っているのではないかと思いますが、各事業者に対する支援金の負担額については今のパーセンテージに基づいての算定となっているのでしょうか。
防災安全課長
支援金の算定については、4月、5月の売上げの前年との差額を基準とし、補助率90%で10万円未満を切捨てした金額で今回の補正を計上しています。
桜交通については、前年との差額が781万7,075円、その90%が703万5,368円で、10万円未満切捨てで700万円と出しています。仙南交通については、差額が35万4,415円、その90%の31万8,974円の10万円未満切捨てで30万円、合わせて730万円の補正となりました。
吉田
12、13ページの2款1項11目公共交通対策費、乗合バス運行臨時支援金についてもう少しお尋ねしたいと思います。先ほどの説明で算定の根拠は分かりましたが、もともと乗合バスの委託契約の中に、乗客数が減少した際などに市からその一部を手当てするという規定があったかと思うのです。その規定と今回の支援金は重複しているのか、それとも契約書でうたっている部分については支援金で充当されたことによって生じないのか、確認したいと思います。
防災安全課長
売上げが落ちた場合の市の欠損補助ですが、今年度の運行に対する欠損補助の算定に当たっては、今年度の売上げと今回の支援金の合計額が目標額に達成しなかった場合のみ、その差額分を欠損補助の対象とするということで考えているところです。
吉田
臨時支援金については、4割以上大きく売上げが落ち込んでいるということで、あくまでも臨時ですから、それを含めて年間トータルでという考え方になるのかと捉えました。
今回、4月・5月分として計上されていますが、やはり6月も落ち込みはあると思われますし、今後再流行してさらに大きく落ち込むような場合に、どのぐらいの割合で売上げが減少したら次の臨時支援金を支給するなど、そのような基準について市ではどのように想定しているのかお聞きしたいと思います。
防災安全課長
確かに今後そのようなことがあるかもしれませんが、現状では4月、5月に売上げが非常に落ち込んだのでその分に対応するということで、今後についてはどのようになるか現段階で把握できませんので、状況に応じて検討していきたいと思っております。
吉田
22、23ページの10款6項3目学校給食費の学校給食納入事業者支援金について、算定根拠と支援の内容をお伺いいたします。
学校教育課長
まず内容については、国からの要請による学校の臨時休業中、学校給食も停止となったことによって、キャンセルできなかった食材等に係る費用、それからキャンセルできた食材のうちの利益等の分が国からの補助対象になっています。この約53万円の内容は、キャンセルできた食材の利益部分に対する予算として計上したものです。
吉田
臨時休業によって影響を受けたのは、給食を提供している学校給食センターはもちろん、そこから注文を受ける食材や加工品などの事業者が多数あるわけですが、今回の支援金に食材を納入できなかったことによる売上げの減少に関してまでは含まれていないのでしょうか。
学校教育課長
この金額については、まずキャンセルできなかったもの、そしてその中から転売できなかったもの、そこからさらに原価分を引いた販売利益という部分で予算を計上しました。これについては全ての納入業者に照会を行い、2社から請求があったものです。